専門家コラム

「焦付きを極小化するための与信限度額の設定」(2017年7月)

手坂 空太郎  折角売上を上げても、資金回収ができなければ焦付き債権として損失を生じるほか、場合によっては経営を揺るがしかねない大きなリスクとなります。本コラムでは、自社財務・取引先財務の観点から、6種類の与信限度額の設定方法について、シミ…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「ビジョンと経営戦略」(2017年6月)

土田 健治  経営の道筋を考えていくにあたって、「ビジョン」を持つことの重要性、経営戦略をもつことの重要性が語られています。それは何故なのでしょうか。 ■ビジョン・経営戦略がないと勝ち残れない ビジョンとは「将来こうありたいという姿」、経営…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「合同会社ってどんな会社?」(2017年6月)

長 克成  最近、お客様から「合同会社って何?」「合同会社って聞いたことがあるけど、その特徴がよくわからない。」というお話を多くいただきます。 思った以上に使い勝手のよい合同会社。今回は合同会社について基本的な特徴を、主に株式会社との比較か…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「会議・プレゼンでも役立つ!ロジカルに整理して伝えるピラミッド構造」(2017年6月)

神宮司 絢佳 1.はじめに 日々の業務の場で、こんな風に思ったことはありませんか? 「会議や報告の場で、相手に分かりやすく伝えたい。」 「商談やプレゼンの場で、相手を説得したい。」 相手にとって伝わりやすく、効果的な説明をするのは難しいと感…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「10数年ぶりの下請法改正に考える、取引関係の再構築」(2017年5月)

中央支部 高橋力也  昨年末頃に、10数年ぶりに下請法の改正が行われたという事を知ってますでしょうか。  この改正の内容、色々調べてみると大手・中小企業に関係なく、今までの取引関係を見直す良い機会なのかなと感じております。 【そもそも、下請…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「家計調査を例として、統計情報の活用を考える」(2017年5月)

中央支部 高橋 真紀 はじめに 企業が戦略を立案する際に、関連する市場について調査することがあります。その際、資金を投じて専門の調査会社に依頼する場合もあるでしょうが、まずは無料で公開されている各種統計を活用するのも一つの手です。 近年、イ…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「内部不正を防ぐ~「不正のトライアングル」」(2017年4月)

中央支部 佐藤裕二  会社法や金融商品取引法の施行により、企業は不正が行われない仕組みを作らなくてはならなくなった(内部統制システムの構築義務、内部統制報告書の開示)にもかかわらず、その後も企業不祥事が話題になることが多い。最近の例でいえば…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「自社ブランドを海外で展開するために-マドリッド協定議定書(通称「マドプロ」)について」(2017年4月)

小林 ますみ  自社のブランド(登録商標)を海外で展開してみませんか。  商標権は他の知的財産権(特許権、実用新案権、意匠権等)と比べて唯一、10年ごとに更新さえすれば半永久的に守ることのできる強い権利です。  (不使用であれば取り消される…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「「健康経営」をご存じですか。」(2017年4月)

佐藤 正樹(さとう まさき) 中小企業診断士  ■健康経営とは  健康経営とは、経営の観点から従業員の健康管理を考えることです。経済産業省と厚生労働省が普及させようとしている概念です。  従業員が健康であれば、欠勤もなく、長期に勤めることが…
続きを読む
専門家コラム

経営診断事例「デジタル・ツールを用いてアナログな満足・意欲を引き出す」(2017年3月)

後藤さえ  公的経営支援や民間のコンサルティングを通じて、ここ数年ITやデジタル・ツールを取り入れることで予想を上回る効果を上げ、或る条件を満たせば、かなり大きな経営改善の原動力になることをほぼ確信している。今日はその事例を紹介するが、守秘…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「江戸人の叡智に学ぶ」(2017年3月)

小林 敬幸(こばやし ひろゆき)中小企業診断士  “泰平の眠りを覚ます・・・・・”とあるように、約260年続いた江戸時代は総じて天下泰平だったように思われています。対外的にはいわゆる鎖国政策によって大きな変化はなかったようですが、国内では地…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「IoTビジネスを発想する8つの質問」(2017年2月)

 いまやIoT(Internet of Things)という言葉を新聞やメディアなどで聞かない日はなく、バズワードと言われるような一時的な流行語の域を超えてきている感さえあります。本コラムでは、なぜIoTがここまで注目されているのか、企業経…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「「働き方改革」は経営者の手で」(2017年2月)

 平成29年1月5日、経済三団体共催 2017年新年祝賀パーティーの冒頭で安倍総理は、「今年は、『働き方改革』断行の年であります。」と発言しています。「仕事と子育てや介護を無理なく両立できるようにする。時間外労働の上限規制を実施するため、労…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「強いチーム作りのポイント」(2017年1月)

業界問わず、チームで協力し合いながら仕事をすることは多いかと思います。 数人の気心知れたチームであればいいかもしれませんが、10人を超えたり、経験の少ない若手社員や社外の人も含まれたりするチームで一つの仕事をこなすことはなかなか難しいもので…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「社員のコスト意識を高めるには」(2017年1月)

 企業の最大の目的は「利益」を上げることです。会社は利益を上げ続けなければ生きていけません。どんなに高い理念を掲げても、どれほど社会的に貢献しようとも、利益があがらない会社はつぶれてしまうのです。企業の中にいる者であれば、誰一人として利益を…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「ウェブ入力フォームの活かし方」(2016年12月)

久保 和也 ウェブサイトからのお問合せや、何らかのお申し込みの際など、 サイトに訪問した人が、サイト運営者に要望を送信するツールとして、 入力フォームが広く使われています。 過去はメールアドレスをそのままサイト上に掲載するケースもありました…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「理念経営の意義」(2016年12月)

鴨志田 栄子  東京都中小企業診断士協会の中に、「人を大切にする経営研究会」があります。私も、すぐに入会いたしました。CS(Customer Satisfaction:顧客満足)を実現している企業に共通することは、社員がみんな主体性をもって…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「「働き方改革」を攻めの戦略と位置付けよう」(2016年11月)

兼子 俊江  今、「働き方改革」が注目されています。2016年6月「ニッポン一億総活躍プラン」が閣議決定され、8月に発足した第3次安倍第2次改造内閣が「働き方改革」を政策の柱に一つとして掲げたことも、拍車をかけています。  企業は今後、残業…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「中小企業事業者さんの補助金活用の進め方と付き合い方」(2016年11月)

金綱 潤 1.そもそも“補助金って何だろう?” そもそも“補助金制度”とは何なのでしょうか?実は多くの方がこのことを理解されていませんのでこの点についてご説明します。補助金とは、行政が政策目標の実現のために実施するもので、個々の事業者支援の…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「事業計画書作成のススメ」(2016年11月)

鎌田 浩一 ┏┏┏ ┏┏  【事業計画書】とは? ┏ 「事業計画書」といっても、「目的」や「経営ステージ」ごとにいくつかの種類があります。 <目的別> 1)自身・自社用の道標 2)第三者の評価用資料 <ステージ別> A)創業計画書 B)経営…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「経営力向上計画で稼ぐ力を強化する」(2016年10月)

平成28年7月「中小企業等経営強化法」が施行されました。この法律の趣旨は、労働力人口の減少、企業間の国際的な競争の活発化等の経済社会情勢の変化に対応し、中小企業・小規模事業者・中堅企業の経営強化を図るため、事業所管大臣が事業分野ごとに指針を…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「床屋に明日はあるか」(2016年10月)

あなたは床屋に通っていますか?“はい”の男性の方、ではなぜいまの床屋を利用していますか?マスターと気が合う。なんとなく落ち着く。自宅に近いから・・・理由は様々でしょう。10分1,000円という業態の床屋もあります。早くて安いが一番という方も…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「アドラー心理学で実践する!人を大切にする経営」(2016年9月)

磯山隆志  人を大切にする経営が注目を集めています。しかし、それを実践することは難しいともいわれています。皆さんは自社にかかわる人を大切にしているでしょうか、そして、その人は大切にされていると実感しているでしょうか。ここではアドラー心理学を…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「街バルの勧め」(2016年9月)

井村 正規 1)商店街が創る魅力ある街 シャッター商店街という言葉が一般化して久しい。大型駅前スーパー等の大規模小売店の進出により、昔ながらの商店街がすたれてゆく傾向は今もって強いと言わざるを得ない。しかしながら一方で活力のある商店街も数多…
続きを読む
専門家コラム

あなたの職場の感染症対策は万全ですか(2016年8月)

小川 亮一 リオ五輪ではジカ熱の流行が話題となりました。妊婦さんが感染した時の影響が大きく、感染が心配で参加を辞退した有力選手もいたようです。ジカ熱は地球の裏側の話で、日本では関係ないと思いたいところですが、日本にもインフルエンザ、ノロウイ…
続きを読む
専門家コラム

AI(人工知能)は敵か味方か(2016年8月)

尾崎 多佳代 「人工知能がプロ棋士に勝利」 10年は無理だろうと言われていた碁の世界で、いよいよコンピュータ囲碁プログラムの「AlphaGo(アルファ碁)」が囲碁棋士を破り勝利したことが大きく報じられました。その後もメガバンクがAIを活用し…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「顧客視点で仕事を見なおしてみる」(2016年6月)

遠藤 孔仁  サービス産業は、我が国GDPの約70%、従業員の約75%を占め、日本経済において大きなウエイトを有している一方、その生産性が効率の低さを改善するための施策として、ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金をはじめとして、サービ…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「経営相談窓口の活用事例」(2016年6月)

弥冨 尚志  売上拡大・販路拡大など企業規模の如何に問わずいつもそしてずっと考え続けるテーマです。現状の組織や商品を何とか売れるモノにできないか、よく相談されます。しかし現状の状況を変革するなどはそれ自体も大変な作業です。そういう方々の場合…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「成功に導くIT投資策定の勧め」(2016年5月)

 中堅・中小の大部分の企業がIT投資で成果を得られていません。多額の費用を投資したのに、リターンが少なければ成功とは言えませんよね。そこで「目的を明確にすることで、IT投資を成功させるポイント」をご紹介します。  私は企業内診断士で以下のセ…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「再考・高年齢者雇用について」(2016年5月)

再考・高年齢者雇用について    改正高年齢者雇用安定法が施行されて3年経過し、厚生年金支給開始年齢が男性の場合62歳に今年の4月から引き上げられています。また今回、高齢・障害・求職者雇用支援機構より「高年齢者雇用アドバイザー」を受任したこ…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「もっと営業に力を入れよう」(2016年4月)

1.はじめに  企業経営にとって営業活動は最も重要な業務の一つです。しかし、ほとんどの中小企業は人材不足から営業活動に力を入れることができていません。一方、大手企業の営業部門は質・量共に徹底した営業活動を行っています。現在は「ブラック企業」…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「自己承認欲求を汲む自動的な価値創造モデルの可能性」(2016年4月)

【1】今「あなたのための○○」が必要な理由  ここ10年で途上国へ生産現場がシフトし、先進国の雇用は減ってきました。もともと「モノ余り」でつくればつくるほどコストが下がり投資回収ができないという「供給力過剰」だったところに、「さらに安価でつ…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「風林火山~社内コミュニケーションの極意」(2016年3月)

山根 孝一 1.はじめに  経営者の皆さんにとって、取引先など社外のコミュニケーションが重要であることは言うまでもありません。一方、社内のコミュニケーションも同じように重要であるにもかかわらず、十分でないことが多く見受けられます。経営者や管…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「定期的な事業継続計画(BCP)の確認を」(2016年3月)

山本 修 1.はじめに  今から約5年前の2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。あれから約5年の月日が流れました。しかし、私は10年位経ったような感があります。震災後は、恐らく多くの方が同じかと思いますが、それだけ密度の濃い日々…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「ビジネスプランコンテスト応募のヒント」(2016年2月)

山崎 文  平成26年の産業競争力強化法施行から2年経ち、創業支援策が浸透してきたのを実感している。各地で創業スクールやセミナーが開催されているほか、創業・第二創業促進補助金をはじめ、創業者が利用できる補助金には多くの応募があったと聞く。ま…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「作業効率を高めて経営改善を図る日本の農業!」(2016年2月)

山崎 隆由 1.生産性向上が進まない日本農業の現状 日本の農業の現状について長年言われ続けていることですが、①生産者の高齢化、②耕作放棄地の急速な拡大、③多品種少量生産から脱皮できない、④肥料や飼料、燃料費、人件費などの高騰による生産コスト…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「中小企業・小規模事業者への支援施策を活用しましょう!」(2016年1月)

八木 田鶴子 「中小企業・小規模事業者への支援施策を活用しましょう!」 (1) 中小企業の支援施策について 2014年6月27日に、小規模企業振興基本法、商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律(以下「小規模支援法」)が公布…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「統計はウソをつかない」(2016年1月)

村山 聡  「統計はウソをつく、だから信用できない。」という人がいます。  果たして本当にそうなのでしょうか?データ分析の専門家の視点から解説します。 はじめに  2015年は5年に一度実施される国勢調査の年です。今年からインターネットを使…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「ラグビー日本代表と企業経営」(2015年12月)

三澤 響  9月から英国で開催されたラグビーワールドカップにおいて、ラグビー日本代表が歴史的な勝利をあげた。過去に2回、ラグビーワールドカップを優勝している南アフリカに勝利した初戦をはじめ、4戦中3勝をあげた今回の熱い戦いは、日本国内のみな…
続きを読む

専門家コラム「大相撲人気復活に学ぶ顧客サービス」(2015年11月)

姫野 智子 ●大相撲の人気が復活  9/27に千秋楽を迎えた大相撲秋場所は、横綱貴乃花が全勝優勝した96年の秋場所以来19年ぶりに、全チケットが完売となりました。両国国技館の定員は約11,000人ですので、15日間で16万5,000人が来場…
続きを読む

専門家コラム『誰でもできる!明日から使える!!数字に強くなるための3つの視点』(2015年11月)

濱口 誠一 「社長、今期の売上高は1000万円、経常利益は90万円です!」    さて、質問です。この会社の業績は好調でしょうか?  当然、これだけの情報では、好調かどうかは判断できません。情報が不足しているから、ですが、では、どのような情…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「2040年に向かっての商業立地の変化 ~25年先に生き残る業態は?」(2015年10月)

橋本 泉 1.はじめに  昨年来、国内GMSの大量閉店が相次いで発表されています。例えば、イトーヨーカ堂は2020年2月期までに40店舗、ユニーグループ・ホールディングスも最大で50店をそれぞれ閉店する方向で検討に入ったとのことです。西友は…
続きを読む

専門家コラム「オムニチャネル時代のマーケティング」(2015年10月)

南雲 智子  スマートフォンやタブレットが普及する中、消費者の購買行動の多様化が進んでいます。昨今、「オムニチャネル」という言葉を耳にすることが多くなってきていますが、今回は「オムニチャネル」の概要やメリット・デメリットを考えながら、顧客獲…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム『「サイグラム」を活用した家族分析入門』(2015年10月)

西原 寛人 ● はじめに  今回は組織分析の第一歩として、自分の一番身近で最も影響の大きい「家族」をテーマとして取り上げます。家族分析を事例として取り上げるのは、家族関係の良否が、個人として仕事や経営にかなりの影響を与えるだけではなく、特に…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム『「粉体」の取り扱い時に考慮すべきポイントと対処法について』(2015年9月)

鳥居 経芳 はじめに  粉体...イメージとしては小麦粉や砂糖が一番わかりやすいかと思うが、企業規模を問わず各種製造業においては粉体を使用・利用したものづくりが一般的に行われている。それこそ小麦粉をこねてパンを焼いたり麺を打ったりといったこ…
続きを読む
専門家コラム

専門家コラム「ブルー・オーシャン戦略のソリューション営業への活用」(2015年9月)

仲 羊一  競争の激しい市場(現状)を「レッド・オーシャン(血の海)」と言い、競争のない市場を「ブルー・オーシャン(競争のいない未開拓市場)」と言う。このブルー・オーシャン戦略は競争のない市場開拓のために提唱されたビジネスモデル構築の戦略で…
続きを読む

専門家コラム「商店街の活性化について」(2015年9月)

永井 謙一 1.商店街の現状  商店街は、自然発生に交通の要所にできたものであり、人の往来の多い場所に自然に商店が集まったものと考えられる。これまでは、モノを作れば売れる時代があったものの、次第に商店街でモノが売れない時代へと移ってきた。理…
続きを読む

専門家コラム「マイナンバー導入に際して中小・零細事業者が留意すべき事項」(2015年7月)

髙野 武彦  マイナンバー制度については本コラムでも既に今年5月にその概要を紹介していますが、本年10月からのマイナンバー通知が迫る中事業者の対応がまだまだ進んでいない状況を踏まえマイナンバーについて事業者が留意すべき事項を再度説明します。…
続きを読む