中村 信昭
【質問】
効く広告チラシをつくりたいのですが、どうしたらいいですか。
【回答】
まず、ご自分で、鉛筆の手書きで結構ですので、ここにこれを入れて、ここにこのくらいの大きさで、これを置いて…と、ちょっと書いてみてください。入れたいものでほかに似たような写真とかイラストがあれば、それを貼り付けたりして、見せていただけませんか。
まず、このチラシの受け手がどんな人かをイメージしながら、言いたいことを整理して別の紙に書いてください。今度このチラシで何を売りたいのか。そして、その項目に順番をつけてください。一番アピールしたいこと。その次にアピールしたいこと。そして最低限入れておかなくてはいけないこと。この三つに分けておくと造りやすいと思います。
さらにこのそれぞれのグループの中でも強弱を決めておくというのもありです。
どれも全部言いたいんだよ!と言わないでくださいね。受け手の方が混乱して、何も受け止めてくれない可能性が高いのです。そしてここがポイントなのです。
紙に向います。一番アピールしたいことはイベントの題名、テーマ(商品名)であることもあります。キャッチフレーズや写真、イラストであったりします。大きく文字(コピー)と絵(ビジュアル)に分けて考えていいと思います。キャッチフレーズや商品名は13文字以内に!と言われたこともありますが、その逆もあります。
デザインに5要素というのがありまして、(1)色(2)形(3)大きさ(4)素材(5)動きです。この5つの要素を変化させて、画面を造っていきます。赤~緑、●三角■、大きい小さい太い細い、ザラザラつるつる、右から左へ、上から下へ、斜め、その逆…もっともっと。
次にレイアウトです。
一枚の紙に、上―中-下、左-中央―右で9つのスペースに分けてみて、どこに一番大きいものを=一番アピールしたいものを置くか決めます。もちろん全体の完成イメージを思いながら。そしてその次に、今度は最低入れておかねばならないもの(例えば、店名、地図、連絡先、クーポンなど)の位置を決めます。だいたい下のほうか、左下か右下ですね。そして全体のめりと張り、静と動のバランスを考えながら、レイアウトしてください。
ご注意!は、値段を間違ったり、電話番号を間違ったり、入れ忘れたり…クワバラ、クワバラ。
チラシを見る人は、だいたい右上から左下へあるいは左上から右下へ目線を流します。アイキャッチャー(コピーであったり、ビジュアルであったり)はその線上に置くと効果的です。文字本体のデザイン(フォント)に目新しいものを使ったり(ディスプレイ文字といいます)、さわやかな雰囲気を持ったものを使ったり、でかでかと主張させたり…etc.etc。
最近はパソコンのWordで造れたり、肉や野菜、魚などの専用の写真やレイアウトソフトもあって、さらに売上管理にまで結ぶものもあったりですが、お店の独自性を出すことに気を配りたいですね。
チラシつくり上達の秘訣は、真似ることではないでしょうか。朝の新聞折り込みチラシや街を歩いていて百貨店のチラシ、リーフレットなどなど、いいなと感じたものを片っ端から集める!真似てみる。お試しください。
予算のこととか、写真撮影、イラスト制作などなど手間もお金も最初はかかりますが、最初はご自分で書いてみるというのが、いいと思います。
何回も何回もやる!次第にいいものが出来ます。インパクトのある、面白くて食欲の湧くチラシ・リーフレットづくりに挑戦してください。
□中村 信昭
・(社)中小企業診断協会東京支部中央支会理事
・NPOちゅうおう経営支援理事
・のんべえデザイナー 広告会社勤め人