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2006年08月28日

経営者向けQ&A 「ホームページ制作の委託先を選定する場合の注意点について」(2006年9月)

中村 傑

経営者向けQ&A「ホームページ制作の委託先を選定する場合の注意点について」

【質問】
 当社の企業ホームページを立ち上げようと考えています。自社にWebサイトを制作できるスキルをもった人材がいないので、外部に委託しようとしているのですが、委託先を選定する場合の注意点について教えてください。

【回答】
 外部にWebサイト制作を委託する場合には、自社の思いをしっかりと受け止めて、その内容をWebサイトに反映させる能力を持った制作会社を選定することが大切です。

 そのためには、複数の制作会社に声を掛けて、自社のWebサイトを任せられると信頼できる委託先を選びましょう。


 具体的には、以下のような点に注意して選定すると良いと思います。

(1)委託先企業について

 まずは、これまでの制作実績を確認してみましょう。制作してきたWebサイトが自社の望んでいるレベルに合っているか、継続的に取引している取引先があるか、といった点がチェックポイントです。

 ここがクリアできれば、制作費のレベルを確認します。いくら素晴らしいWebサイトを制作できるとしても、自社の予算と合わない場合には委託することができません。相手の予算に応じた制作方法を提案できる会社であれば、継続的な関係を期待できるでしょう。

(2)制作対応体制について

 次に、Webサイトを制作する時の対応体制を確認しましょう。

 企業ホームページの場合には、単に情報を掲載するだけではなく、利用者とのコミュニケーション手段を提供したい場合も多く、そのときに備えてシステム的な対応ができる体制を備えているかどうかを確認しておきましょう。
 また、Webページ上で動きのある表現をしたい場合にも、制作者にスキルが要求されますので、専門スキルを持った技術者がいるかどうかも確認しておきたいところです。

 また、初期のサイト制作だけでなく、日常のサイト更新運用作業をどうするのかも重要なポイントです。できれば自社内で更新運用作業ができるようなWebサイトを制作し、初期の教育も実施してくれるような会社に委託したいところです。どうしても自社で運用できる要員が確保できないという場合には、柔軟かつ低コストで運用に付き合ってくれる会社を探すことになるでしょう。

(3)主担当者について

 主にコミュニケーションする相手となる主担当者も確認しておきましょう。

 自社のホームページに対する思いを間違いなく理解し、さらに経験に裏打ちされた提案をしてもらうためには、コミュニケーション能力が最も重要です。自社へのヒアリングや課題に対する提案などを通じて、対応姿勢や内容の的確さを確認します。

 また、プロジェクト管理を上手にできるかどうかも気になります。スケジュールや品質をどのように管理しているかという質問に対して、納得できる回答を得られるか確認しておきたいところです。


 対外的には自社の顔ともなる企業ホームページです。委託会社の選定はその後のWebサイトの運用にも影響してきますので、慎重に行ってください。

 良いホームページができ、ビジネスにも好影響が出ることを期待しております。

□ 中村 傑
中小企業診断協会東京支部中央支会理事
主な職歴:食品製造業の生産管理システムを担当するシステムエンジニア等を経て、
       現在は大手インターネットプロバイダーにてポータルサイト運営等を担当
主な資格:中小企業診断士,システムアナリスト,ファイナンシャルプランナーなど
主な著書:「見られる売れるWebサイト」(共著、経林書房)など

投稿者 info : 01:41

専門家コラム 「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」について(2006年9月)

町田 行雄

<「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」について>

1. はじめに
 インターネットの普及やコンピュータの高性能、低価格化によりIT利用が社会全般に広まり、情報システムの社会的重要性が増しています。
 しかしながら、表—1に見られるように金融・証券システムや航空管制システムなど、社会経済活動の基盤である情報システムの障害が相次いでいます。 

表—1 情報システムの障害事例
s-表1 20060828.jpg

 このような状況を踏まえて経済産業省では平成18年6月18日に「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」(以下ガイドラインと記述)を公表しています。 

2.ガイドラインの概要
1)目的
 「情報システムが本来保持すべき信頼性・安全性を確実に具備させること」を目的とし、情報システムの企画・開発から保守・運用にわたり関係者が遵守すべき又は遵守することが望ましい事項を定めています。

2)対象と範囲
 対象とする情報システムは、以下のシステム全般を対象としています。
a. 国民生活や社会経済活動の基盤である重要インフラ
b. 企業等の業務システム
c. 動車・情報家電・医療機器・携帯電話等の実装される組込システム
 
 範囲は、情報システムのライフサイクル全般(情報システムの企画・開発から保守・運用)を対象にしています。

 情報システムに関わる関係者全般を対象とし、システム利用者及び供給者が応分の責務を担うように求められています。

3)具体的な対策
 ガイドラインでは、信頼性・安全性向上に向けた方向性として、システム障害と改善すべき要素が提示されています。 表—2に情報システム障害・影響拡大の原因及び背景を示します。

表—2 システム障害・影響拡大の原因及び背景
表2 20060828.JPG

a. 企画・開発及び保守・運用全体における事項
【企画・開発】利用者・供給者双方は、信頼性・安全性の水準を検討し、仕様に取り込む。
【保守・運用】情報システム障害発生時の対応手順を文書化し合意。
       障害の内容・原因等を記録。

b. 技術に関する事項
【手法・ツール活用】人手による誤りの排除等のためにモデル化言語、形式手法等を活用。

c. 人・組織に関する事項
【人材育成】情報処理技術者試験及びITスキル標準等を活用。
【組織整備】障害発生時の経営層まで含めた緊急体制を整備。

d. 商習慣・契約・法的要素に関する事項
【契約】利用者・供給者双方の役割分担・責任関係を合意し、契約において明記。
    尊守状況等をモニタリングする第三者的な部署の設置。

4)ガイドラインの実効性のための取組
 情報システムの信頼性・安全性を確実に向上させるため、今後の取組が以下のように提示されています。
a. モデル契約書の策定・活用
利用者団体・供給者団体が協力して、ガイドラインの考え方を反映させた標準的な契約のあり方を検討。
b. 政府調達における活用
経済産業省は、ガイドラインの内容を積極的に調達に活用。
c. 診断(ベンチマーキング)方法の整備
経済産業省および独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は、ガイドラインの内容に沿って、利用者及び供給者両者に対する情報システムの開発及び運用状況の診断システム(ベンチマーキング)の方法を整備。

2. ガイドライン活用による情報システムの信頼性向上のポイント
 ガイドラインでは、情報システムに関わるライフサイクル全般に渡り網羅していますが、個々の具体的な対応策などについては詳しくは言及していません。 情報システムの導入(構築、開発等を含む)に際しては、ガイドラインを参照してチェックリストを作成し作業の漏れや考慮事項の確認に活用されると良いでしょう。 具体的な基準や手法などはガイドラインで紹介されている各種の基準・指針等が参考になるでしょう。 いずれにしても情報システムに関わる関係者全員がガイドラインを座右の書として用い、常に信頼性向上の意識を高めていくことが重要でしょう。


■町田 行雄(まちだ ゆきお)
中小企業診断士 ITコーディネータ ITCインストラクター 
2003年独立し、有限会社エム・エイ・コンサルティングを設立
著書は「知りたい! XMLマスター」経林書房など

投稿者 info : 01:00

2006年08月16日

椎原 正

FPサービス株式会社

http://www.doctorsupportnet.jp/index.html

投稿者 info : 19:36

2006年08月06日

2006年秋季交流会・新入会員歓迎会

2006年秋季交流会・新入会員歓迎会
~~新しい中小企業診断士制度への対応とビジネス創造~~

今年から新制度になり、今後の診断士活動はどのようにしたらよいのでしょう?
その答えは「2006年秋季交流会・新入会員歓迎会」にあります。
中央支会の実務従事の機会増大への取り組みや研究会・マスターコースなどの活動を知り、ポイント取得のチャンスをゲットし、また、多くの方々と交流してネットワークを広げ、中小企業診断士としての活躍の場を見つけてください。
新旧中央支会員の方々はもちろんのこと、中央支会への入会を検討中の方、中央支会の研究会活動に参加したい方など、中央支会員以外の方々みなさまのご参加をお待ちしています。

~~ 記 ~~~

1.日時:2006年10月28日(土)14時~19時 (受付開始:13時30分)

2.場所:フォーラム8 10F(渋谷区道玄坂2-10-7) 
     http://www.forum-8.co.jp
     (JR線・東急線・地下鉄等 渋谷町駅下車)

3.プログラム
第1部 歓迎セレモニー
中央支会の活動紹介
~中央支会の活動説明(組織体制、インターネットを活用した広報活動 等)
~新制度への中央支会の対応(実務従事への取り組み 等)

第2部 イベント
多彩な催しをイベントを同時開催いたします。
(1)研究会・マスターコース等の紹介
(2)青年部主催セミナー
2006年秋季交流会・新入会員歓迎会 青年部主催セミナー
企業内診断士 v.s. 経営者&プロコン 本音対論!
~経営者が求める真の診断士とは~
 * 本セミナーの詳細は、以下のURLよりご確認ください。
http://www.rmc-chuo.jp/home/mt/archives/2006/09/2006vs.html
(3)業務推進委員会主催ビジネス紹介コーナー「ビジネスチャンスをつかもう!」
* 上記プログラムは変更の可能性があります。

第3部  懇親会
楽しいゲームなどもあります


4.参加費:3,000円

5.申込要領
(1)氏名、(2)所属支部・支会名(協会に所属している方のみ)、(3)懇親会参加の有無、(4)連絡先(メールアドレス・電話番号等)を明記して、以下のあて先までご連絡ください。
※ 本申し込みよる個人情報は、当歓迎交流会の受付・連絡にのみ使用します。

6.参加申し込み
実行委員長  八木 田鶴子 まで
E-mail:VEP06774@nifty.com または Fax:03-3959-8755
※新入会員の方、実務補習修了者は実務補習の指導員を通じてのお申込みでもかまいません

7.申込締切日:2006年10月20日(金)

以上

投稿者 info : 15:45