社団法人中小企業診断協会東京支部 中央支会
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中小企業ビジネス創造フェア2007(報告)
中小企業ビジネス創造フェア2007(報告)

 平成19年3月6日(火)、秋葉原ダイビルにて「中小企業ビジネス創造フェア2007」が開催されました。今回の新たな取り組みは、中小企業診断士によるミニセミナーを開催したことです。また、ご来場いただいた方々は、企業経営者及び勤務の方・中小企業診断士合計で約170名でした。

●ミニセミナー
 今回、1グループ7分程度にて、各自の活動をアピールする機会が設けられました。「プレゼンテーションにて惹きつけ → 経営相談コーナーへの誘導」という効果が生まれた出展者が多かったようです。

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●経営相談コーナー
 製造業に関するさまざまなテーマを掲げた18ブースが展開されました。また、われわれ中央支会の活動範囲である港区・中央区・千代田区・文京区で活動する各地域の診断士会(NPO組織等)のブースも展開されました。各ブースでは、経営相談・書籍の即売等が実施されました。
   → 出展者およびテーマ一覧は、以下のURLをご覧ください。
     http://www.rmc-chuo.jp/home/mt/archives/2007/02/2007_3.html

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●経営セミナー
 2名の著名な講師陣による、中小企業のものづくりのヒントになる話を聞くことができました。

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 1)13:15~14:15 セミナー1
   「世界的中堅・中小企業への7つのポイント ~次世代ものづくりイノベーション~」  
   妹尾 堅一郎氏
     東京大学先端科学技術研究センター
     NPO法人産学連携推進機構
     東京大学先端科学技術研究センター特任教授(知財マネジメントスクール校長役)、
     NPO法人産学連携推進機構理事長(秋葉原再開発プロデューサ)
     内閣官房知財戦略本部専門委員、経済産業省産業構造審議会サービス政策部会委員、
     東京都産業労働局長期構想懇談会委員、他、役職多数。

   - 講演概要 -
      【ポイント1】「成長」と「発展」
      成長(Growth)させたいのか?発展(Development)させたいのか?この2つは大きく違う。
      成長:現状のモデルで量的拡大
      発展:新しい「モデル」への移行
       * モデル:仕組み(Sturecture)、仕切り(誰が経営するのか?)、しかけ(Function)

      【ポイント2】「イノベーション」と「生産性」
      イノベーション:新規モデルへ移行をすること
      生産性:従来モデルをより効果的・効率的にすること

      【ポイント3】「製造業」と「サービス業」
      ものづくりとサービスの関係は相乗である

      【ポイント4】まだニーズを探すべきなのか?ニーズからリスク対応へ
      Needs:要望ではなく、「欠乏」である。足りないから欲しいのである。
      「不足解消ビジネス」と言われるものである。      
      今は、「不安解消ビジネス」の時代である。
      Risk Concern:あるものを失いたくない。
     

      【ポイント5】顧客はモノが欲しいのか?所有から使用へ
      iPodがほしいのか?音楽を気軽に聞きたいのか?
      iPodだけ持っていてもダメ。iTuneがあってこそであることを認識する。
      この時代では、何も考えずにモノを作ることは怖い。
      

      【ポイント6】Web2.0はインターネットの世界の問題か?主客融合時代へ。
      プロが提供するものを素人が受け取る形はかわった。
      一般の主婦が自分のレシピをインターネットにアップロードする時代である。
      プロは「よりプロでなくてはいけない」時代になった。

      【ポイント7】大きくなることはよいことか?MOTと知財マネジメント
      大企業にならずに収益を上げる方法がある。MOTと知財がポイントとなる。


 2)15:30~16:30 セミナー2
  「ものづくりは、ひとづくり」 
   松﨑 八十雄氏 
     株式会社松崎マトリクステクノ 代表取締役
     株式会社 松崎マトリクステクノ代表取締役社長04年板橋経営品質賞大賞、
     東京都ものづくり人材奨励賞、05年板橋製品技術大賞、06年東京商工会議所
     「勇気ある経営大賞」優秀賞受賞。

   - 講演概要 -
      大口取引先から売掛金の棚上げという憂き目にあい、金融機関からの
      借り入れもできない状態になった。
      下請け体質に染まっていたが、そんなことは通用しない時代になった。
      板橋経営品質賞勉強会に行き、いろいろな先生の指導をうけて勉強してきた。

      日本の繊維産地は壊滅状態である。そこに設備を納入する我々も
      不況業種に指定されるような状態だった。東京で、編機を製造する
      会社は、われわれ一社になってしまった。

      われわれが従来、持っていた特殊技術を活かして、選択と集中を図った
      結果、現在の業務が残った。

      繊維自立事業の助成を2年連続でもらった。機械は自分のために作るが
      他社には売らない。島精機と組んで特許侵害の申請をしようとしたが、
      やっても無駄であるとわかった。さらに上のものを作るしかない。

      技術がある人(2007年問題で退職した人)を別会社の社員とする。
      そこを研究開発型の会社とした。

      技能と技術の違い、開発と生産の違い、これらを的確にわきまえる
      ことが大切である。

      われわれの会社は、サービス製造業である。編み機を作るだけでは
      ダメ。中小企業が苦手なのは、マーケティングとアフターケア。
      お金に換算しにくいが、そういうところにお客様は価値を認める。

      お客様の本音をいかに引き出し、メーカーとして事業化につなげるか?
      そこがポイントとなる。

      市場のあるところで、オンリーワンになる。ライバルは中国である。
      イノベーションによって優位性を保つことが大切である。


●懇親会
 会場外側の窓際通路スペースに、軽食を用意した懇親会会場を設けたのも今年の特徴です。参加された事業者の皆さんと中小企業診断士がうちとけた雰囲気で話をすることができました。 
      

 本年も、無事にビジネス創造フェア2007を終了することができました。
 イベントにご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。

以上

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