Global Wind (グローバル・ウインド)
カイロ便り 第一報
井上 義博
ジャカルタからカイロに転勤してきて2ヶ月が経過した。
カイロは予想以上に寒く、3月に入った今でも日中20度を下回り、砂漠気候の石造りの建物の中にあるオフィスでは足元から冷えてくる。
それよりもジャカルタとの落差を感じるのは日本との遠さ。東京への直行便がジャカルタ8時間に対してカイロ15時間という物理的距離感もさることながら、在留邦人900人、まともな日本食を食べられるレストランや日本食材を売る店もなく、日本語が通じる医療機関やメディアがないという生活面での遠さは身にしみる。
とはいえ、エジプトは今、非常に「面白い」時期だと思う。ここ数年高い経済成長率を誇り、海外からの直接投資の誘致が盛んである一方で、向こう数年以内に必ずや政権トップが変わるという見えるリスクも存在する。さてどうなるか?
ということで思い至るのは古巣のインドネシアとの類似性である。
以下にエジプトとインドネシアの対比表を提供する。

この辺のマクロ指標をどう見るか、という点では最近PHP研究所から出版された「NEXT11がみるみるわかる本」で興味深い分析がされているので、それを参照願いたいが、人口・国土面積では大きな差があるとはいえ、経済力という意味では互角ではないか? と思うのは私一人ではあるまい。
インドネシアは最近スハルト大統領が死去し本当の意味で新たな時代に入いっていくと思うが、エジプトも然り。ムバラク後に何が起こるか、ひとごとでなく注視し、皆さんに適宜報告したいと思う。

ヨーロッパの面影が漂うダウンタウン

ベランダよりピラミッドを望む