自分の能力やキャリアを外部にアピールする仕組みとしては、中小企業診断協会の「診断士キャリア情報システム」があります。これは、会員の得意分野や専門業種、コンサルティング実績や講演、原稿執筆などの詳細なキャリア情報をデータベース化しているものです。この情報は外部公開されており、支部会員はもとより、一般の方・外部機関へのアピールとなります。診断士キャリア情報システムに自らの情報を登録するには、中小企業診断協会の「会員専用マイページ」にある「個人情報の入力・修正・照会」の「キャリア情報」を入力してください。

 自分の能力やキャリアを支部に登録しておく仕組みとしては、東京協会専門家登録制度があります。専門家登録をしておくことで、中央支部を通じビジネス案件が紹介されます。ただし、東京協会専門家登録制度では、詳細な能力・キャリアを登録する仕組みにはなっていません。支部活動への積極的な参画を通じて、支部長や各部長などと人間関係をつくり、その中で自らの能力やキャリアをアピールすることを重視する会員も少なくありません。