1.背景
2017年7月28日に総務省が公表した『情報通信白書』によると、IoTとAIそのものが需要を創出するほか、日本企業が広く業務改革に活用することで経済成長を大きく押し上げ、その効果は132兆円(2016年GDPの約1/4)にも及ぶと試算されている。
AI・人工知能への社会的関心は高まる一方であり、中小企業経営の変革の担い手であるわれわれ中小企業診断士は、この動きを加速させることに貢献していかなければならない。
しかしながら、18年1月現在では、「AIには興味があるけどよくわからない」という声が多く聞かれており、実用化に向けた取り組みは未だ途上段階にある。
2.研究会の目的、テーマ
本研究会に所属する会員が、AI・人工知能を活用した企業変革の最前線を走っていくために、広くAI・人工知能について知見を深めるとともに、われわれが中小企業診断士として(または、会員それぞれの立場から)どのようにこのテーマに取り組んでいくべきかを考える機会を創出することを本研究会の目的とする。
3.活動内容
活動内容を、「研究会活動」と「課外活動」に分類し、研究会活動は「教養編」と「実践編」に分類して運営する。
【研究会活動】
■教養編
AI・人工知能における最先端の研究内容に触れることで知見を深める。
※テーマは、「AI・人工知能」の領域として扱われるあらゆるテーマを、基礎理論から応用事例まで広く対象として設定する。
■実践編
- AI・人工知能関連のソリューションについて専門家より紹介を受け、最新の技術動向に関する知見を深めるとともに、どのように企業経営に活用できるかを検討する。
- AI・人工知能を活用したビジネスアイデアを創出する。
- AI・人工知能の活用に関する中小企業政策を調査・共有する。
- その他、AI・人工知能時代の社会(キャリア、教育、政治等)について考察する。
【課外活動】
AI・人工知能に関する展示会や、人工知能学会主催の研究会等に参加し、最新のサービス・ソリューションや研究内容について情報収集する。