8月4日(木)中央支部 青年部では、キャリアセミナーを開催しました。2部構成のセミナーで、第1部では診断士業界で活躍する若手先輩診断士3名を講師に迎え自身の活動経験を語っていただき、第2部では講師の若手先輩診断士も交えて対話を通じて参加者が自身の強みを見つけるワークショップを行いました。

 登壇一人目は、IT(SI)企業でSEを経験後、人材育成企画立案に従事。診断士&コーチング&キャリアコンサルを3本柱に活動する企業内診断士の田口愛味子会員。企業内で一社員としての経験だけでは診断士としては不足と感じ、まずは「見習い」になろうとして研究会・マスターコース・部会などの活動を開始されたそうです。また自分自身を、社交性よりも親密性を強みとする傾向と分析し、社交的ではない人でも活動できる方法のお話は大変興味深いものでした。

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 二人目は、独立診断士の中川健史会員。合格後に悩まずに即独立し、研究会や部会の活動を通じて人からの信頼を得ること、仲間や縁を大切にすること、常にアンテナを張りきっかけを逃さないことに重きを置いて活動することにより仕事を得てきたそうです。また、名刺の表記やデザイン、自身の肩書の工夫を継続的に行うなどすぐにでも実践できる具体的なお話が参考になり、ユーモアの中からでも伝ってくる誠実さと情熱に刺激を受けました。

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 そして三人目は、社長に副業の許可を直訴して診断士活動を行う企業内診断士の川口悠会員。活動する中で直面した「できないこと」は「成長の機会」と捉える前向きな姿勢から勇気をいただきました。また、支部活動やマスターコース・研究会へ積極的に参加し、まわりの活躍する診断士からスキルやノウハウを吸収していくとともに、ビジョンを描いてそれに向けて日々の活動に邁進することが診断士活動の充実につながっているというお話は大変参考になりました。

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 そして第2部のワークショップでは、参加者は講師を交えた小グループに分かれ、まずは自分の想いや今までの活動を振り返りました。その内容をグループ内で発表し、他者の視点で意見をいただき、最終的に各自が「診断士として明日から行うこと」について考え、まとめました。

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 セミナーの参加者からは「企業内診断士での活躍事例が聞けてよかった」「今後の目標を、意見交換を通じて再確認することができた」等の感想をいただきました。

                                    中央支部 青年部 末廣 秀樹