10月2日に中央支部青年部主催のワンコインセミナーを開催しました。今回の講師は、山本雄士会員。若手診断士であるものの、エステティックサロンの取締役事業本部長を務める現役企業経営幹部です。エステというと、女性中心の職場で仕事やノルマがきついイメージが一般にあり、一般に敬遠されがちな仕事です。実際のところ、業界全体として従業員の定着率が悪く、よい人材がなかなか集まりません。また、女性中心の職場ならではの経営の難しさがあります。そのような業界において、山本会員のエステサロンは、顧客評価も従業員満足度も日本一に輝くと同時に、同業他社よりも圧倒的な低コストで優秀な人材を採用できるという異例の経営を行っています。今回はその秘訣の一端をご披露いただきました。
 佐藤副支部長のご挨拶からセミナーは始まりました。セッションの冒頭では、男性脳・女性脳の比較を行い、職場における女性への接し方を考えました。問題解決を中心に考える男性に対して、共感を重視する女性の立場を理解することは、家庭を円満に保つことにも応用できそうです。また、従業員同士の連帯感を高めるために手軽なスマホアプリを利用することや、従業員のやる気を引き出すために昇進する等級を細かくすること、採用説明会で従業員同士が自由に話してもらうことで風通しのよい企業風土を伝えることなど、納得感の高い実例がふんだんにありました。特に驚いたことは、従業員満足度の調査を毎月行っていることです。自身を評価にさらすことは非常にストレスの高いことですが、これを経営陣が率先して行っていることに経営の本質がありそうです。最後に濱口青年部長からご挨拶と青年部のご紹介で締めくくりました。

中央支部 青年部 橋本 歌麻呂

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