■セミナー・イベント開催報告
5月28日(水)、中央支部国際部によるイベント「第3回 インド通養成講座」を外部講師に磯貝富夫氏(写真1)をお迎えし、中小企業会館講堂にて開催されました。
予報では雨模様でしたが、当日は晴れ間ものぞく、5月のよい天気に恵まれました。会場:28名、オンライン:31名(欠席5名)、計59名の方にご参加加いただきました。
この「インド通養成講座」は、インド駐在体験のある部員を中心に進める企画が好評で、昨年に続く第3回目となりました。
最初にMCの松田部員(写真2前方右)が、自身のインド駐在経験からインド文化の奥深さや実際のインドが日本人の想像以上に多様で複雑、そして、人類史上にないスピードで変化を続けている国と紹介し、「第3回 インド通養成講座」の開催を宣言しました。
第一部の森畑部員(写真3前方)による導入講演は、「インドの底力を知ろう」のテーマで、インドの成長可能性の高さ、ユニコーン企業群の急成長、世界企業で活躍するインド人材からインドに駐在したからこその文化背景を紹介しました。参加者からは「インド駐在経験に基づくインドの国情概要やインド人の特徴を網羅的に学べた」、「現地ビジネスと生活の経験者でなければ得られない情報、インド優秀人材のビジネス業界浸透、インド英語、ジュガード思想など学びが多かった」「インド人のコミュニケーションや文化が独特で面白いと感じた。」という声が上がっていました。
第二部のメイン講座は、磯貝富夫氏(関西日印文化協会 副会長)を招いて、「インドとタッグを組んで、創る未来!―中堅・中小企業のためのインド進出と成功の秘訣―」をテーマにご講演いただきました。
前半は世界から見たインドや日本、世界各国で活躍するインド人やその重要ポストが意味することの磯貝氏の解説で「インド世紀到来」との印象を強くしました。
後半はインドとの4半世紀にわたるご経歴から、「日本とインドの違い10項目」、「インドとの付き合い方10ヶ条 Do’s & Don’ts」など、インドビジネスを成功させる秘訣をときにはユーモアを交え、わかりやすくご説明くださいました。そして、最新のインド情報では、インド経済に影響のある今後の潮流などをご紹介いただき、診断士にとって興味深い内容となりました。アンケートでも満足度98%と高く、「インドと日本の比較や関係、日本の世界の中でのポジションも理解できました。インドのポテンシャルは眩しく感じました。」「インド現地法人を含む複数のトップを経験された方の貴重なお話を拝聴でき、インドに興味がある自身にとって有意義だった」「深い経験と実績に裏付けられた力強く分かりやすい話され方でとても理解しやすかった」「インドについて何も知らない状態で参加しましたがインドについて興味が湧いてきました」との感想がありました。
最後は、有吉国際部長(写真4)の磯貝氏や参加者の皆様への感謝の言葉で講座はつつがなく閉幕し、懇親会場へと場面を移しました。
第三部の懇親会は、磯貝氏の「参加者の皆さんに馴染みのある食事にしましょう!」とのご配慮で、中央支部から徒歩1分の「すし土風炉 銀座一丁目店」(写真5)で行われました。
磯貝氏の大らかな雰囲気に参加者はすっかり打ち解け、インドツアーの話まで飛び出す、楽しく有意義な交流に大いに盛り上がりました。
中央支部国際部 副部長 鶴﨑 実穂子
2024年6月8日 作成