東京協会中央支部 能力開発推進部 土肥 周太郎
2025年6月26日(木)に開催した中央支部 能力開発推進部セミナーは、「採用改善コンサル超入門」をテーマとして、人事領域のプロフェッショナルである原徳子氏(合同会社ReUnion代表)にご登壇いただきました。雨模様の中、中小企業会館8FのC会議室は定員40名の満席、オンライン参加者も120名以上を数え、「採用改善コンサル」への関心の高さが伺えました。
講義は「このセミナーで何を持ち帰りたいか」を考えるワークからスタートしました。さらに間を開けずに「こういう採用の相談を持ちかけられたらどうするか」を各自で考えるワークがあり、参加者全員に「今の自分ならどういう提案ができるか」を真剣に考えさせてから内容に入っていくという構成で、参加者の集中力とワクワクが高まっていくのを感じました。
その後は実際の経験談・事例を交えながら「採用改善の最初に実施すべき3つのステップ」「要件定義のポイント」「採用する側の登場人物間のすり合わせの重要性」等、多くのコンテンツを体系的にわかりやすく説明いただきました。採用の領域におけるペルソナやAIDMAモデル、KPIからの逆算など、どのフェーズで何を考える必要があるのかがとてもよくわかりました。個人的には、求人の失敗例である「幻の求人シリーズ」がとても面白く、笑いもある中であっという間に講義は終盤となり、活発な質疑応答を経てお開きとなりました。
その後のネットワーキングタイムでは原氏の前に長い行列ができ、その後の懇親会でも多くの参加者と交流いただけました。
多くの方が「このセミナーで持ち帰りたいこと」に繋がる何かを持ち帰ることができたのではないかと思います。さらに今回の「超入門」に続き、第2弾以降も開催いただける予定とのことです。これからさらに人材不足に悩む中小企業が増えていくことが予想されますので、気になる方はぜひ参加されてはいかがでしょうか。