【はじめに】
 横浜の統一料金は490円なのに東京480円と10円安い。すぐに何の料金かわかるのは走るのがお好きな方でしょうか。ランナーが走り終えてすぐあるとうれしいのが銭湯です。しかしそれ以外の方で最近「銭湯」に入湯された方はいるだろうか。
 関東でも特に東京、神奈川、千葉を中心に銭湯もしくは元銭湯経営者の顧客が中心である信組さんに毎月お伺いしている。その影響で銭湯に興味を持ち、時間があると銭湯に入ってみている。それらの経験からこの業界の現状を説明してみたい。

【銭湯の定義】
 まず、銭湯とはどういう施設をいうのでしょう。温泉やスーパー銭湯とは違うのはなんとなくわかりますよね。
 銭湯は「公衆浴場法」で定義されています。厚生労働省の管理下にあります。公衆浴場法では、公衆浴場は2つの種類があります。ひとつが「一般公衆浴場」で、こちらが一般的な銭湯です。日常生活の中で保健衛生上必要なものとされているので、戦前の法律「物価統制令」が生きています。そのため利用料金が公定で決められています。地域差が勘案され、地域ごとに物価を踏まえて決められています。そのため東京と横浜では価格が違うのです。
 もともと増えすぎないような規定があるのですが、いまや減少を食い止めるために地方自治体がいろいろ取組みをしています。
 水道料金や税制上の優遇措置もあります。これらは銭湯が住民の衛生環境を守る、保健衛生必要であるということを目的としているためです。ほとんどの家庭にお風呂のある時代になんでかと疑問に思うかもしれませんね。しかし災害時などを想定していただくとわかりやすいと思いますが、多くの人の衛生環境を守ることができる銭湯という存在はまだまだ必要であるということもあり、保護されるべき対象になっています。

【温泉との違い】
 温泉との違いは何でしょうか。温泉は「温泉法」で定義が決められています。源泉から湧き出た時の水温が25℃以上であること、または25℃以下でも、国が定めた19の成分の中から1つ以上が規定量以上含まれていること等です。環境省が管轄しています。
 なお「温泉法」は温度や成分を定義しているだけでなく、環境や温泉そのものを保護することも目的としています。

【スーパー銭湯との違い】
 公衆浴場法に規定されるもう一つの分類に「その他の公衆浴場」があります。その他の公衆浴場(1号)は風俗営業の規制及び業務の適正化に関する法律第2条第6項第1号に該当する公衆浴場になります。そしてその他の公衆浴場(2号)にスーパー銭湯が含まれます。そのほかにはレジャー施設、スポーツ施設、福祉施設、エステティックサロン等に設置された入浴施設(風呂、温泉、サウナ、岩盤浴、酵素風呂等)が該当します。なお宿泊施設の浴場は公衆浴場法ではなく、旅館業法で管理されています。
 では銭湯とスーパー銭湯の違いは何かというと、銭湯は金額が決められていて、スーパー銭湯は、金額の規定がなく、施設ごとに利用料金を決めることができることです。
※公衆浴場法」第1条
 この法律で「公衆浴場」とは、温湯、潮湯又は温泉その他を使用して、公衆を入浴させる施設をいう。
※「公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律」第2条
 この法律で「公衆浴場」とは、公衆浴場法に規定する公衆浴場であって、物価統制令第四条の規定に基づき入浴料金が定められるものをいう。

【普通公衆浴場数の推移】
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令和2年度衛生行政報告例より

【営業時間・営業日】
 東京と神奈川の銭湯を調べると午後3時ぐらいからの営業が一般的です。終了は23時から24時までの営業が一般的です。コロナ禍で時間短縮している銭湯も多いようです。土日は午前中からやっているところもあります。「朝風呂」と称して早朝より営業を特徴としているところもあります。
 休日は土日の利用者が多いので、月曜日をお休みにしてるところも多いですが、近隣の銭湯で定休日が重ならないように調整をしているばあいもあるようです。経営者の都合や体力的なことでお休みを決めている場合もある。自社のホームページがなくても組合等の共同のホームページには営業時間・営業時間が示されているので、チェックしていくほうが良いようです。

【普通公衆浴場の経営状況】
(1)経営規模
 「平成28年経済センサス・活動調査」の時点では、全国の一般公衆浴場の事業所数の比率は「個人」56%「法人」54%でした。従業者規模でみると、「1~4人」規模が総数の70.0%を占め、このうち個人経営についてみると「1~4人」規模が大半の84.3%となっています。※銭湯経営は個人事業主が多く、中小零細規模の事業所が大半といえます。典型的な家族経営の事業者になっているようです。
 いずれの都道府県においても「大人(中学生以上)」「中人(小学生)」「小人(未就学乳幼児)」の料金分けを採用しています。東京都では「大人(中学生以上)」480円、「中人(小学生)」180円「小人(未就学乳幼児)」80円です。
(2)専業・兼業の状況
 専業・兼業別の構成割合は専業と兼業が ほぼ1/2ずつのようです。兼業の施設については「コインランドリー」と「アパート・マンション経営」が多く、「駐車場経営」などもあるようです。
(3)各種サービスの実施状況
 「回数券や割引券等の価格サービス」
 「季節風呂(柚子湯・菖蒲湯等)等の実施」
 「子供・高齢者割引」
 「子ども向け体験入浴」
 「身体の不自由な方の介助等」
 「テレビ」
 「新聞・雑誌」
 「体重計」
 「扇風機」
 「ドライヤー」
 「マッサージチェア」
(4)番台・フロント・自動販売機での物品販売
 ・石鹸、シャンプー、リンス、貸しタオル、カミソリ
 ・牛乳、サイダー、ジュース、アイスクリーム、缶ビール(一部の施設)
(5)サウナ風呂の併設
 ・浴場以外にサウナ風呂を有する場合もあり、100-400円程度の追加料金でサウナへ入浴が可能なことが多い。
 ・近年のサウナブームは銭湯に併設されている場合は割安なこともあり、遠隔地からの利用者を増やしています。
(6)地域との共生の状況
 ・地域に密着した施設である銭湯は、商工会議所・商工会又は商店街組合に参加し、祭りやイベント等商店街の共同事業に参加していることが多いようです。
 ・高齢者を中心に地域住民の健康増進のための施設であり、子育て支援、福祉サービスに協力しているところもあります。
 ・災害時支援などのベースになることが想定されています。
(7)文化的な側面
 ・昔ながらの日本の原風景であり、日本の伝統文化ともいえます。日本文化に興味がある外国人銭湯利用客が増加していました。コロナ禍でその流れが一時中断していますが、次のインバウンド需要のときには外国人利用者を再び取り込むことができるでしょう。
 ・銭湯を盛り上げる活動をする個人・会社、ボランティア団体等が存在します。この活動が若い世代に受け入れられて、需要を増やす可能性を持っています。

【経営上の問題点】
 銭湯の経営上の問題点として挙げられるものは、「客数の減少」「施設・設備の老朽化」「燃料費の上昇」「光熱費の上昇」「後継者難」「人手不足・求人難」「人件費の上昇」などになります。どの中小企業にもある問題でもあります。
 後継者難、人手不足の大きな理由は、銭湯の経営に必要な作業と営業時間にあります。昔は薪を燃やすための作業が大変でしたが、今は重油などを燃料にしてタッチ一つになっています。問題は掃除です。清潔感は銭湯の命でもあります。浴槽、風呂桶、脱衣室の掃除を営業終了後に実施しなくてはなりません。体力的にもかなりハードです。そのため作業の終了が夜中になります。だから営業時間は午後からとなっているところが多いわけですが、この仕事のサイクルが後継者に忌避される理由の一つになります。
 一方、客数の減少や燃料費の増加など問題点があっても、資金不足で融資が必要というところは少ないようです。土地と建物を所有している強みをもつところが多いからです。また廃業しても融資している銀行や信用組合はあまり心配していません。歴史の古い銭湯は保守的な考えの経営者が多く、土地と建物の持つ担保力以上の借り入れをしていません。資金需要は施設・設備の改装時に発生しますが、国や地方公共団体の有利な融資や補助金等が充実しています。
 経営者が高齢化して、後継者がおらず、改装して継続する意味がないときは、廃業という選択肢を選ぶことも多いようです。その後、不動産賃貸事業へシフトすることになります。

【今後の経営の方向性】
 コロナ禍もあり厳しい経営状況のなかで、今後の方向性としては「接客サービスの充実」「施設・設備の改装」「集客のためのイベント実施」「広告・宣伝等の強化」等を進めていくという話になります。若い後継者が継ぐ場合には「デザイナーズ銭湯」「サウナの充実」「飲食の展開、宿泊業との融合などの戦略を進めているところが出てきています。浴室普及率は95%を超えています。新しい銭湯の魅力を発信していかないと、経営の継続は難しくなっていきます。
 後継者不足に代表される事業承継問題への取組も必要です。家族経営が多いので後継者問題は、相続の問題と密接に関わってきます。高齢になった経営者が後継者である子や孫に財産や実権を渡さない場合や、遺産分割のなかで土地・建物を処分しなければならない状況に陥ることもあるようです。後継者の発掘、育成に要する期間、引き継ぎたい状況の銭湯にブラッシュアップするための期間が必要です。現経営者の死亡で承継が始まらないように、承継の時期を決め、その10年前くらいから事業承継計画の立案と実行を考えていく必要があります。

【その他のトピックス】
(1)刺青
 銭湯では、東京でも横浜でも刺青の人を見かけます。いいんだっけ?と疑問を持っていましたら、公衆浴場法上の「普通公衆浴場」である銭湯については「地域住民の日常生活において保健衛生上必要なものとして利用される施設」という性質上、単に刺青が入っているというだけで入場を拒否することは困難であるというのが通説なんだそうです。
 銭湯以外は「その他公衆浴場」になるので、価格の自由があるように、お客様を選ぶことができ、刺青の方の入場を断ることもできるとされています。
(2)歴史のある銭湯
 都内で一番古い銭湯というと1773年(安永2年)に創業した東京都江戸川区のあけぼの湯です。この他、江戸川区の鶴の湯や台東区の蛇骨湯、中央区の金春湯も江戸時代から続いています。銀座の金春湯の金春という屋号は、江戸時代、この界隈に金春流の能役者の屋敷があったことから発せられています。趣がありますね。
(3)ペンキ絵・タイル絵
 浴室の壁面の富士山のペンキ絵は銭湯の象徴のような存在です。しかしペンキ絵師は3人しかいません。しかしこれも関東の銭湯のものらしく、西日本ではほとんどないそうです。
 大型タイルに美しく豪華な上絵を描き、焼成したものをタイル絵といいますが、こちらも銭湯では見かけることが多いです。図柄は主に宝船や鯉の瀧昇り、七福神などめでたく華美なものがほとんどのようです。
(4)最近のイベントと情報
〇東京ビエンナーレ 令和三年度 銭湯山車巡行 BKY+銭湯山車巡行部
 東京の地域大衆文化の結晶たる「銭湯」は、減少の一途を辿っている。銭湯で使われていた物品を再構成した「山車」で東京の街を「巡行」し、カランから出る湯水で東京中の溜まった塵を洗い流す壮大な銭湯スペクタクルを展開する!というお話でした。

〇チームラボのアート×サウナの展覧会「TikTok チームラボ リコネクト」
 2021年3月から東京・六本木で開催されたのが「チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト:アートとサウナ 六本木」。アートとサウナによるまったく新しい展覧会。サウナ・冷水・アート浴の連続した体験を通して“ととのう”ことで、自身が最高級な状態になってアートを体験するという、新しいコンセプトの展覧会でした。

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〇東京銭湯 – TOKYO SENTO –
 文化としての「銭湯」をアップデートするホームページを展開しています。

〇「東京銭湯ふ動産」
 お風呂のない物件と銭湯を結びつける「東京銭湯ふ動産」新しい住まい方を提案しています。

【佐藤の入湯した銭湯情報】

〇梅の湯
 神保町「梅の湯」に行きました。ビルの1階でコンパクトな銭湯です。5時15分には入湯。ベテランの仕事人たちって感じのお客が5人。1人また1人と出入りします。ボディソープとシャンプーは洗い場にあります。出るときの脱衣場はとても混んいました。若者がたくさんいるんですが、体育会系の大学生のようです。脱衣所は3分20円の有料ドライヤーがあります。
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〇お玉湯
 14時40分のオープンから数分後に入りました。男湯はすでに6人が入浴しています。4人は自分より年齢上のようです。コンパクトでシンプルで清潔感ある銭湯です。湯舟は、泡風呂のスペースと周りから噴き出す座れる2席と湯温が少し低いスペースの3種類、壁は現代アートっぽいものです。
 ボディソープとシャンプー、リンスのボトルはおいてあります。有料のドライヤーあり。飲み物、銭湯グッズは揃っています。帰るころには若い人も入ってきました。
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〇銀座湯
 「銀座湯」に行ってみました。15時のオープンから数分後に入りました。高速の高架下です。入ると番台、でお金を払って靴箱の鍵とロッカーの鍵を交換して階段を登ります。ロッカーはリュックがすんなり入る高さがあります。こじんまりしていますが、洗い場は18です。湯舟は深いのと泡泡の2つ。壁は銀座の交差点のタイル画です。ボディソープとシャンプーは置いてあります。私より年上がほとんどでした。
 これから包丁を握るのかなと思わせるようないなせな感じの方もいました。
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〇泉温泉 葛の湯
 横浜市泉区の「泉温泉 葛の湯」に行きました。いちばん住まいの近く、近隣唯一の銭湯です。大きな銭湯です。
 ・駐車場が広くその周りに飲み屋や珈琲屋もあります。建物のなかにも食事処、御座敷、マッサージ、カラオケ、床屋にエステサロンまであります。スーパー銭湯か、それ以上の商業集積になっています。
 ・湯船もいろいろな泡の種類があります。露天で天然温泉(鉱泉)もあります。肩マッサージの泡というのは初めてでした。
 ・サウナは別料金なので、今回は入りませんでしたが、鍵で階下にいくようです。
 ・脱衣所は3分20円の有料ドライヤーがあります。
 ・平日の午後ですが、高齢の方ばかりでなく、老若男女が来場していました。
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〇稲荷湯
 今回は神田の稲荷湯です。11月1日、こちらはお仕事の後のサラリーマン狙いのようです。脱衣所が見える番台タイプではないです。入湯は16時半くらいですが、5~6人常に入ってます。年齢層はまさに現役サラリーマンとお見受けする方が多いです。湯舟の壁の女湯と続く壁は富士山です。湯舟のすぐ上はタイル画ですが西洋の建物をデザインのように使ったものです。洗い場は14,シャワー1です。ボディソープとシャンプーは置いてあります。ドライヤーは3分20円、これが相場なんでしょう。
Fig08_Inari
〇金春湯
 11月5日銀座8丁目の金春湯です。こんなところに銭湯がですが、できた頃は1番高いビルだったとか。
 コンパクトですが、キレイに掃除が行き届いています。昔からの番台スタイルでおかみさんが座っているというタイプです。浴槽の後ろは鯉のタイル画です。女湯との境の壁も風景のタイル画です。
 洗い場は14。平日の夕方、3名くらいが出たり入ったりです。いろいろな人たちだけど、挨拶しあってるから皆さん常連さんのようです。泡ぶろと泡のないのとふたつの浴槽があります。泡の勢いがよわいので私としてはちょっと残念です。ボディソープとシャンプー、リンスは置いてあります。ドライヤーはここも20円です。
 ロッカーが100円入れて、あとで戻るタイプで、番台の近くに貴重品入れもあり安心感があります。さっぱりすると、新橋で一杯やりたくなる立地です。
Fig09_Konpa
〇廣尾湯
 広尾湯です。駅からほんとにすぐの商店街にあります。下駄箱のキーを渡して、ロッカーキーをもらうタイプです。ロッカーが大きいのと普通のものとあり、スーツでリュック背負ってる私には、大きなロッカーのキーを渡してくれました。リュックがらくらく入って、スーツはハンガーにかけられます。素晴らしい。
 洗い場が16,シャワー2つ。湯船はマッサージと泡ぶろ、深いのと、浅いのがそれぞれあります。湯船の上はタイル画ですが、スイスの山と湖と建物でしょうか。脇のタイル画は洋風というか、洋装の女性ですね。
 15時オープンすぐで、高齢の方が5人、自分加えて6人。出るときには若い学生くらいの二人も入ってきた。シャンプー、リンスはなし、ドライヤーは20円です。。
Fig10_Hiro
〇横浜温泉 黄金湯
 横浜保土ヶ谷区の「横浜温泉 黄金湯」に行きました。日曜の16時過ぎに入湯。高齢のお客が中心です。天然化石海水型という鉱泉です。湯舟は強い泡の出るところと、寝湯で泡ができるところと泡なしのところがあります。洗い場は18で、高齢の方が10人程度いて、来る人、帰る人いつもそのくらいいました。
 ・湯舟の壁の絵は富士山ですが、富岳三十六景をテーマに女湯との間の壁はタイル絵になっています。こだわりがあります。
 ・脱衣所のよこにゆったり何人か座れるスペースがあり、新聞や雑誌がおいてあります。おひとりゆっくりしようと準備万端、うちわに飲み物を用意して座る方がいました。
 ・脱衣所は3分20円の有料ドライヤーがあります。が今はサービス中ということで無料になっていました。
 ・裏の駐車場のほうには薪が積みあがってます。まだ薪も使う銭湯です。
Fig11_Kogane
〇十思湯
 ・小伝馬町近く。十思スクエアという中央区の公共複合施設内にあります。タイルの浮世絵の絵です。富士山の風景です。きれいです。ロッカーも大きくて100円リターンタイプです。サウナ利用はプラス400円。洗い場は12,シャワー2,サウナあり。
 ・洗い場は全部区切られていて、はなから、コロナ対応してあったようなかたちです。
 ・湯船は大きくて、座るところもあっていい感じです。バブルは弱い。
 ・平日5時前ですが10人はいます。若い方も多いです。
Fig12_jishi
〇黄金湯
 ・錦糸町駅から10分程度。サウナを使う場合は500円プラス。
 ・番台の後ろはDJスペースとお休みどころ。「番台バー」としてビールの注ぎぐちがあり「黄金湯ペールエール」が飲める。
 ・更衣室広く、ロッカー50番まである。ロッカーバエーションあり、カバンが入る大きなロッカーもある。洗い場15とシャワー1、湯船はアツ風呂、薬湯、炭酸風呂、水風呂がある。全体的に少しぬるめ。シャンプー、リンス、ボディソープがあり、ドライヤーは無料。
 ・若者多し、サ道とかで、紹介されたよう。金曜日の昼12時半に12人。カップルも来てる。・2階は食事処と宿泊施設。
Fig13_Kogane
〇蒲田温泉
 ・蒲田温泉は京急蒲田駅から10分程度。待ち合いはかなりスペースがあり、テレビもゆっくり見れます。2階には食事ができるお休み処もあります。洗い場は21程度。
 ・浴槽は黒湯の低温、高温、電気風呂、超音波風呂、そしてサウナがあるので水風呂もあります。シャンプー、リンス、ボディソープはあります。ドライヤーは壊れていて、番台で20円を払い借りるようになっていました。土曜の午後、割と年来層は高い。8人10人常にいます。タイル絵は山と湖でしょうか
Fig14_Kamata
〇ゆーシティー蒲田
 ・なかなかの構えです。3階にはお休みどころ、食事どころがあります。火曜日の4時過ぎですが、お客様たくさん。若い人も多いです。グループできてます。入ったときには12人以上入浴していました。その後も続々来湯、大きいロッカーが空くのを待つ人もいました。
 ・サウナ、水風呂は当然ですが、露天の黒湯が売り。天井が空いてる?だけで露天というほどではないけれど…。
 ・浴槽はデンキ風呂、ジャグジー、座る泡風呂、さらに違った泡の浴槽もある。洗い場は19、シャワーが1です。ジャンプーリンスやボディソープはありません。ドライヤーは20円、ロッカーは100円リターン型です。立地は蒲田のディープなところ。
Fig15_YuCity
〇えびす温泉
 横浜、石川町駅近くのえびす温泉です。元町商店街の近くになります。祭日の昼過ぎ、結構混んでます。若い人が多いです。平均10人以上は中に、サウナのある場所と区切られているからもっといらっしゃるはずです。
 ジャグジー、気泡、薬湯などいろいろです。下が石で歩行湯というのが変わった浴槽ですね。洗い場は22でシャワーが1つ、大きな銭湯です。中華街にも元町にも近いので面白い使い方ができそうですね。SNSで報告すると、ある方からランニングをした後にここにきているが、近くのビールのおいしい店まで紹介されました。
Fig16_Ebisu
〇反町浴場
 反町浴場です。東急の反町駅からすぐです。大きい銭湯です。大きな荷物もっていたのですが、番台に預かってもらいました。サウナはプラス200円、ロッカーは大きいのもあります。コインリターンではないタイプです。
 浴槽がいろいろです。サウナの出たとこの水風呂は打たせ湯もあります。そしてミルキーバス、電気風呂、低温風呂は備長炭が使われています。泡のマッサージは、ボディマッサージと強力マッサージと二つあります。露天風呂は岩風呂と常温風呂、常温?入ったら20度でした。洗い場は28、シャワーが一つですね。シャンプー、リンスはおいてません、ドライヤーは3分20円です。
土曜の昼、15人は入ってます。若い人もお年寄りも全身入墨の人もいます。ほんといろいろな方います。横浜の下町っぽい町、反町らしい銭湯ですね。
Fig17_Tamma
〇天神湯
 蒲田の天神湯です。大きな銭湯です。カウンター式でチケットは自動販売機です。フロントの階に、飲み食い処もあります。3階と1階で日にちによって男女入替えもあるようです。ロッカーは100円リターンで大きいサイズもあります。
 洗い場は23、シャワー1、サウナ出たとこにはぐるりシャワーもあります。歩行湯船、寝湯、薬湯、冷水そして露天風呂もあり、そこには打たせ湯もありました。
 平日2時オープンすぐで12人くらいはいます。若い方も壮年も爺さんもでした。シャンプー、リンスはありません、ドライヤーは2分10円でした。
Fig18_Tenjin

※体験したイベント

京急にのって湯こう!
〇大田・川崎銭湯スタンプラリー 開催期間2021.12.11~2022.2.13
 「京急にのって湯こう!」というスタンプラリー企画は京急の大師線の小田新田駅、川崎大師駅そして空港線の大鳥居駅、本線の大森町駅を周るものです。
 いずれも各駅停車駅で、過去降りたことがある駅は川崎大師のみでした。そしてプラスして、川崎・大田区の銭湯3箇所に入るとオールコンプリートになります。
 景品所に父と小学生の息子が来ていました。電車好きが銭湯好きにもなってくれるかもしれないという面白い企画です。

賞品
 ・4駅または3銭湯でボトルカバー
 ・4駅と1銭湯でコインショルダーかラバーコインケース
 ・4駅と3銭湯でメッシュトートバッグ

参考文献 第3回厚生科学審議会生活衛生適正化分科会~浴場業の実態と経営改善の方策

略歴
佐藤裕二
学研グループで文具玩具事業、介護事業、高齢者住宅事業、人材派遣事業を経験、学研ホールディングスで内部監査・内部統制室、子会社監査役などを経て現在、合同会社 MY Project 代表社員、佐藤裕二社会保険労務士事務所を経営する。
(認定経営革新等支援機関)
資格
中小企業診断士
社会保険労務士
公認内部監査人(CIA)
宅地建物取引士
介護ヘルパー2級
福祉用具専門相談員健康
経営エキスパートアドバイザー

所属団体
一般社団法人東京都中小企業診断士協会中央支部(副支部長)
神奈川県社労士会横浜西支部/一般社団法人日本内部監査協会正会員
東京都中小企業診断士協会認定福祉ビジネス研究会(副代表)
同健康ビジネス研究会、同経営革新実践支援研究会、
神奈川県社労士会労働診断部会、同労働ADR部会、
日本内部監査協会CIAフォーラムe-5(座長)
合同会社みんプロ/EMC協同組合/NPO中央/NPO文京/千代田診断士会