7月31日(水)中央支部 青年部ではワンコインセミナーを開催しました。
 今回の講師は小林淳会員。過去に製造下請け業の2代目後継者として10年間、経営に携わり、売上を6倍に拡大することに成功されています。その過程で先代社長や古参社員との関係、次世代を担う社員の確保、取引先との関係構築など、様々な悩みの解決に努めました。現在は後継者を弟に譲り、診断士や事業承継士の資格取得を通じて後継者を経験した知見を体系化して、現在勤めている税理士事務所にて顧客への助言に活用されています。今回のセミナーでは後継者として感じた様々な悩みを解決するために実施した取り組みと、その結果について診断士の視点を交えて話をされました。
 西原副支部長の挨拶からセミナーは始まりました。まず、中小企業白書のを基に一般的に後継者が考える悩みや、それを払拭して承継に前向きになるポイントについて解説されました。次に勤務先を退職し、父親の会社に後継者として入社してからの経験の話でした。後継者として既存社員達に認めてもらい、事業を拡大するため「毎日全社員に声をかける」「古参社員と共に現場で働きスキルを習得」など当たり前の取り組みから「退職社員の再雇用」などの制度面も含め、計17項目の具体的な取り組みに対して、各項目の実施工数と効果についての説明でした。経験に裏打ちされた、教科書では学べない内容だったため、参加者は大変関心を持たれていました。
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中央支部 青年部 水本 大樹