グローバルウィンド

グローバルウィンド「ホーチミンのあしあと クチトンネルツアーに参加して」(2025年12月)

2025年11月22日

中央支部・国際部 岩田 惇

ベトナム社会主義共和国は、面積約33万km²(日本の約0.9倍)、人口約1億130万人(日本の約0.9倍)の社会主義共和国です。
2024年の実質GDP成長率は7.1%で1人当たりGDPは4,536ドルと、内需と外需のバランスが取れた安定的な成長が見込まれています。
また多くの在ベトナム日系企業は、今後ベトナム内での事業展開の方向性は拡大傾向にあるとしています。事業を拡大する理由は製造業・非製造業ともに、現地市場ニーズの拡大とベトナムから他国への輸出の増加としています。

そんな経済成長中のベトナムのホーチミンへ2025年9月に観光へ行きました。
都心であるホーチミン市1区の街中では、早朝から夜遅くまで大通りを行きかう大量のバイクや近代的な超高層ビル群に圧倒され、経済成長真っただ中の勢いを肌で感じることが出来ました。
また、クチトンネルツアーに参加し、ベトナムの歴史についてより鮮明に理解することが出来ました。

1)2025年のホーチミンの街並み

(筆者撮影)

公園からの景色です。サイゴン川の向こう側はホーチミンシティの巨大なビル群が立ち並んでおります。時折、貨物船の往来もありました。

(筆者撮影)

街中は多くのバイクが行き交います。バイクタクシーで移動中に撮影しましたが、車間距離が数センチでドキドキでした。

(筆者撮影)

AM6:00に撮影したホテルの朝食会場からの写真です。川の向こうに見えるきれいな朝日と、
眼下の多くのバイクや自動車を眺めながら牛肉のフォーを頂く素敵なホーチミンの朝食でした。

2)クチトンネルツアーに参加

ホーチミン市の中心街から車で1時間40分ほどでクチトンネルに到着しました。3時間程のツアーで、ツアーコンダクターの方から説明を受けながら実際に使われていた施設を巡ります。物品に触れたりトンネルを這ったり実銃を撃ったりイモを食べたりと大満足でした。
ツアーを通して、ベトナム戦争時代にベトコン兵が自らの小柄な体格や手先の器用さを活かし世界屈指の強さを誇るアメリカ兵と戦い抜いた軌跡や、高温多湿のジャングルの過酷さを五感で感じる事が出来ました。

(筆者撮影)

トンネルの中には生活が出来る環境が整っています。河川への緊急避難口もあります。

(筆者撮影)

実際のトンネルの入り口です。成人男性の靴より一回り大きい程度の開口サイズです。

(筆者撮影)

延々と続く高温多湿のジャングル、歩いているだけで汗が止まりませんでした。

(筆者撮影)

周りを見渡しても上を見上げてもどこまでも蒸し暑いジャングルが広がります。

(筆者撮影)

様々な落とし穴の構造が展示されております。穴の底や内側には複数の針があり、針の先にはサソリの毒が塗布されていたそうです。

(筆者撮影)

実銃・実弾とのことです。

(筆者撮影)

20mのトンネル這いずり体験です。トンネル内は非常に暗く狭く湿気があり、無我夢中で進みました。2分ほどで出口に着きましたが精神的に参りました。

(筆者撮影)

ライフル発砲体験です。大きな発砲音が施設中に響いておりました。

(筆者撮影)

当時の主食のイモです。里芋とジャガイモの中間のような味わいでおいしく感じました。

3)まとめ

初のホーチミン観光は新鮮で刺激的でした。
観光を終え新たな発見として、
・バイクの量が予想以上に多い
・ベトナム料理は味付けが繊細で日本のお出汁文化に似ている
・真夏の東京より遥かに涼しい
・ビールの味が薄くついつい飲み過ぎる
以上です。非常に魅力的な都市でした。

(筆者撮影)

■岩田 惇(イワタ ジュン)

2024年中小企業診断士登録。東京都中小企業診断士協会 中央支部 国際部。
現在は防災機器メーカーで法人営業をしている企業内診断士。

記事のコンテンツ・情報について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっていることもございます。
記事に掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

PAGE TOP