グローバルウィンド

グローバルウィンド「ハワイに行くことを悩んでいる方必見・ホノルルの今」(2026年2月)

2026年1月24日

中央支部・国際部 小西 弘通

はじめに

私はハワイが好きです。2018年までは定期的に渡航していましたが、新型コロナ・診断士の受験勉強・養成課程のカリキュラムなどでなかなか行くことが出来ず、2024年に久しぶりに渡航した際、ワイキキビーチとダイヤモンドヘッドを見て感激のあまり泣いてしまいました。2025年10月にも渡航してきましたので、その時のホノルルの状況について書かせていただきます。

ハワイの基本情報

ハワイは常夏の島というイメージが強いですが、ホノルルの緯度は北緯21°で亜熱帯気候に属し、涼しい季節が存在します。例年11月から3月頃は雨季です。日本のように一日中降り続くことは少ないですが、時間によってスコールなど一時的な雨が増えます。この季節は日中ならTシャツで過ごせますが、海水浴は感覚的に言えば、「頑張ればなんとか入れる」程度です。夕方以降は気温が下がり、カーディガンやパーカーなど羽織るものが必要になります。したがっておすすめの時期は、乾季となる4月から10月頃です。この時期は天気が安定し、気温も高く、快適に過ごせます。以前にはよく著名人が年末年始にハワイで過ごしているところが報道されていましたが、その時期は旅費が高く、雨期ということもあり、私はその時期を選びません。
日本との時差は19時間あります(日本の正午はハワイでは前日の午後5時)。日本からの便は大半が夜に出発し、ハワイの午前中に到着しますので、機内ではできるだけ眠ることをおすすめします。

ビーチなど公共の場所は禁酒です。日本の感覚のままビーチで缶ビールなど飲んでいると捕まります。また交差点では歩きスマホは罰金が科せられるなど、ハワイ独自のルールがあります。日焼け止めに関してもルールがあります。普段街歩きをする際に使用する日焼け止めについては問われませんが、ビーチに日焼け止めを持っていく際には、「Reef Safe」と表記されたものを持参しましょう。これは、サンゴ礁や海洋環境を守るために、特定の成分を含む日焼け止めの販売・流通を禁止する法律が施行されたことによります。ビーチ用には現地のABCストアというコンビニ、ロングスドラッグスというドラッグストア、ターゲットやウォルマートといったスーパーで購入することをおすすめします。

ワイキキの海とダイヤモンドヘッド(筆者撮影)

ホノルル街中の変化

日本からの渡航者はピークだった2019年には約158万人でしたが、2024年の実績では約72万人と、まだ当時の半分にも達していません。したがって、街を歩いていると日本人がかなり減ったという印象です。中国や韓国など東アジアの方々も減っており、欧米の方が増えている印象です。かつてはウェディングの写真を撮っている日本人の方が多く見られましたが、今回5日間滞在した中で、ウェディングの日本人の方は1組しか見ませんでした。その影響か、日本語はかつてほど通じない印象で、レストランで日本語メニューの提供も減りました。ただし、世界的な日本食ブームの影響か、ラーメンなど日本のお店は増えている印象です。

図:2019年と2024年の日本からハワイへの渡航者数の比較
(出所)ハワイ州観光局日本支部ホームページ

また、クレジットカードのタッチ決済が大半の店舗で使用できるようになっており、現金はホテルの部屋に置くチップ以外使いませんでした。日本のように支払方法が乱立しておらず、大半の店舗が統一されたシステムを使用しているため、非常にわかりやすく便利です。タブレットに表示された金額を確認し、チップを入力してタッチ決済して完了です。

日々の暮らしにおける変化

現在は現地の物価を気にして海外旅行を躊躇される方が多いのではないでしょうか。ハワイの物価も当然高いです。私は朝食がハワイでの楽しみの一つなので、しっかりした朝食を食べに行くのですが、だいたい2人で60ドルから80ドルくらいかかります(日本円で9千円から1万2千円程度)。昼食も同程度です。日本の有名なラーメン屋さんのワイキキ店を訪れ、2人でラーメンとチャーハンを1つずつ注文しましたが、合わせて約8,500円で驚きました。一品4千円以上です。私はスイーツコンシェルジュということもあり、現地でパンケーキを3回食べました。そのパンケーキの価格は、それぞれ21ドルから23ドルと、いずれも3千円超えでした。そして、アイスクリーム(ジェラート)を3回食べましたが、いずれも10ドルを超えていましたので、約1,500円以上と驚くような高値でした。それでもハワイで食べるパンケーキやジェラートは格別です。私がもし、「明日地球が滅亡するとしたら、最後の晩餐は何にしますか?」と問われたら、迷わずワイキキのハレクラニホテルの中にある「オーキッズ」というレストランのパンケーキと答えます。晩餐ではなく朝ごはんですが。

ハワイで食べたパンケーキ(筆者撮影)

本体価格の高騰のみならず、チップも高騰しています。前章で「支払いの際にチップを入力する」と申しましたが、タブレットの画面に、たいてい「18%」「20%」「22%」という3つのボタンが表示され、選択するシステムです。チップで18%以上とは、かなり高いですね。最初の頃は仕方なくその中から選んでいましたが、ある時「No Tip」「Custom」という小さいボタンがあることに気づきました。慣れている欧米の方は特にセルフサービスの店だと堂々と「No Tip」を選んでいましたので、私もそれに倣うことにしました。

さて、ショッピングですが、ブランド品においては、どうも日本では敢えて安価で設定しているブランドが多いように思えます。ほとんどのブランド品はハワイの方が高く、数年前とは逆転していました。ラルフローレンなどのアメリカブランドでさえ、日本の方が安いのではないかと思えました。
ただし、セール品は別です。米国にはノードストロームやサックスフィフスアベニューなどの百貨店が直営しているアウトレットショップがいくつかあります。ここでは50%から70%ほどの値引きで販売していましたので、ここまで値引くと日本より安くなります。大谷翔平選手がアンバサダーを務めるBOSSやTheoryのTシャツとポロシャツを購入しましたが、これらは日本で買うより安く手に入れることができました。Tシャツは30ドル程度、ポロシャツは50ドル程度でした。

全体的に、モノの値段は高いです。しかし現代はモノを買う時代ではなく、体験に価値を見出して対価を払う時代です。私も高い料理に高いお金を支払ったのではなく、「ビーチを眺めながらパンケーキを食べる体験」や、「ビーチサイドの暑いテラス席でビールとハンバーガーを楽しむ体験」に価値を見出していましたので、そのお金を出すことにネガティブな感情を持つことはありませんでした。

ただ、ステーキだけは以前通った素敵なお店だと2人で4万円以上することがわかり、フードコートのステーキに変更してしまいましたが。

それでも楽園!

ハワイは太平洋の中央に位置します。つまり、風上に陸地がありません。日本は大陸から大気の影響を受け、しばしばPM2.5などの報道がなされますが、ハワイにはそれがありません。したがって、空気が非常に澄んで心地よく、空が青いことが多いです。また偏西風の影響を受けることにより、日なたは暑くても、一歩日陰に入ると涼しくて心地よい風を感じます。ここが日本の夏との大きな違いです。

そして、かなり多くの場所でハワイアンミュージックが流れています。伝統的なハワイアン音楽だけでなく、人気が定着しているジャワイアン(ジャマイカ+ハワイアンの造語で、ハワイ文化の影響を色濃く受けたレゲエ)、サーフロックと呼ばれている海を想像させる爽やかなロック、ブルーノ・マーズなどハワイ出身のミュージシャンの曲が流れ、ハワイの雰囲気を醸し出しています。

このような地理的な特徴や文化的な特徴があるからこそ、ハワイは多くの人にとって、楽園であり続けます。
私は以前から、ハワイの風を受けていると、それまで溜まってきた体の中のネガティブな思考や感情など、悪いものが抜けていき、きれいな体に生まれ変わるような気がしています。だから私は何度もハワイを訪れています。

ホテルから見た風景(筆者撮影)

まとめ

現地の物価高と円安ドル高により、現地での滞在価格が高騰し、なかなか旅行先としてハワイを選びにくいと感じている方が多くいらっしゃると思います。しかし、ハワイはこれまでと変わらず燦燦と太陽の光が降り注ぎ、空と海は青く澄んで、緑も多く、ハワイアンブリーズが爽やかに吹いています。一度行けば好きになり、リピーターになる方が多くいます。皆さんも、次の海外旅行にハワイを選んでみてはいかがでしょうか?

(注)本記事中の価格表記は、渡航した2025年10月16日の151.73円/米ドル(三菱UFJリサーチ&コンサルティングのTTSレート)を前提としています。

■小西 弘通(こにし ひろみち)

経営管理修士(MBA)、スイーツコンシェルジュ、ハワイスペシャリスト検定上級
2024年中小企業診断士登録、東京都中小企業診断士協会中央支部国際部・広報部

国際的な活動のみならず、「あなたの大好きなお菓子がなくならない世界を創る」ことを目指し、洋菓子屋さん・和菓子屋さんの経営支援に従事しています。

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