Global Wind (グローバル・ウインド)
「#03 Cha-Cha-Chaな企業の味方! 後藤さえさん」

国際部 井原美恵

01_20180925グローバルウィンド後藤さえさん写真
【基本データ】
 大手商社に6年半勤めた後藤さん。ITベンチャーに転職し、結婚、出産後すぐに診断士試験勉強開始!一浪して合格、三度目の実務補習後には二人目も出産!経済産業大臣登録後、ご主人の転勤で海外へ。現地でのご縁もあり海外生活中に起業することになりました。帰国後は、それまでのネットワークも活用し、コンサルからではなく、貿易や事業から始め、今は事業再生コンサルティングを中心とした活動を展開されています。(2018年8月16日インタビュー)

1 お名前 後藤 さえ (ごとう さえ)
2 所属・種類 株式会社チアーマンサポート(独立)
3 診断士歴 11年
4 独立して何年? 10年
5 独立までの職歴は? ①日本語教師(日本、ロシア)、②総合商社、③ITベンチャー
6 得意な語学 中国語、ロシア語、ちょっとフランス語
7 得意な業界 トラック運送、建設、IT
8 どんな活動をされていますか? ・事業再生とその後の実行支援
・在日華人社長企業の顧問、在日華人ビジネスの各種サポート
・中国ビジネス関連支援
・超初歩のIT化支援

 
【グラフで見る!私の診断士事業】…注)数値はご本人の感覚値です!

1. 国際化業務って…?
 国際部で国際化支援業務といえば、後藤さんの名前が真っ先に上がるほど海外関連業務が中心のイメージですが、意外や意外、後藤さんは99%が日本国内で活動されており、外国語を使う業務も2%程度だそう。ロシア、シンガポール、中国と海外生活の長い後藤さん、学生時代にフランスに短期留学したこともあるそうで英語以外の外国語も堪能。日本企業のコンサルティングに力を入れているので外国語をあまり使わないようですが、日本で活躍している中国企業のご支援もされています。
02_図1

2. 診断士事業の内容って…?
 後藤さんの仕事の割合は民間顧問が85%!公的案件専門家10%、その他ビジネス4%、セミナー講師2%となっています。診断士業務割合の統計と比較すると民間顧問の割合がかなり多いようですね。
 案件獲得ルートも公的案件の延長が78%。入口は公的案件の支援でも、その後信頼関係の構築によりそれが民間顧問契約へと繋がっているそう。経営基盤がしっかりとしたコンサルティング事業であることが伺えます。知人の紹介、繋がりからも17%あり、ネットワークは診断士事業にとって重要なものであるといえるようです。
03_図2

3. 時間マネジメントは??
 診断士事業以外にご家族のことも含め多忙を極める後藤さんの一日を垣間見てみましょう。お仕事時間は、分析・執筆が一番長く、コンサルティング、メール・コレポンと続きます。コンサルティングをするには分析時間が必要なことが伺えますね。そして地方の企業さんも支援していることもあり、移動時間もある程度必要なようです。
 家事・雑用の時間が17%を占めているのは、仕事も家事も手を抜かない後藤さんならでは。休息・家族だんらん、趣味の時間も確保し、仕事をてきぱきとこなしつつ、ご家族との時間も大切にする後藤さんの姿が伺えます。やはり良い仕事をするためには、ご家族の理解と協力が不可欠ですね。
04_図3

【教えてください!私の仕事術】
Q:営業方針・戦略は?
A:Cha-Cha-Chaの企業さんを求めます!チャレンジ、チェンジする、チャーミングな企業の意味です。
Q:今後勉強したい、深めたいことは?
A:自社の戦略的中心分野である建設業の業務管理をもう少し深めたいですね。
Q:一番大事なオシゴト道具は?
A:元気なカラダ。何事もカラダが資本。そして元気があればなんでもできます!
Q:確かに後藤さんはいつもお元気ですね!保つために何か秘訣はありますか?
A:二年前まで息子たちと少林寺拳法を続けていました。今はジョギングとバンド活動もしていますよ♪
Q:武術に音楽に多彩な趣味の後藤さんですが、職業としての中小企業診断士、一言でいうと?
A:会社のお医者さんです。診断し、適切な治療を施し、良く合う薬を処方します。
Q:なるほど。最後に、今後中小企業の国際化支援に携わりたい診断士の皆さんにひとこと!!
A: 国際化といっても多様ですよね!自分でどれだけサポートできるか、じゃなくて、自分のネットワークでどれだけサポート・メニューを広げられるか!!これで勝負しましょう!!

(インタビュー&文責:井原美恵 中央支部国際部)