活動報告

【能力開発推進部】「AI時代に飛躍するコンサルタント・淘汰されるコンサルタント」開催報告

東京協会中央支部 能力開発推進部 菅原 拓哉

2025年10月23日(木)に開催した中央支部 能力開発推進部セミナーは、「AI時代に飛躍するコンサルタント・淘汰されるコンサルタント」をテーマとして、早川伸夫 氏(株式会社 KUROJIKA 代表取締役)にご登壇いただきました。中小企業会館は15名、オンライン参加者は160名を数え、とてもキャッチーなテーマへの関心の高さが伺えました。

最初に、セミナーの内容の説明がありました。テーマのタイトルからチャットGPTの使い方といったテクニックを期待されている受講者がいることも想定されましたが、AI時代のコンサルタントが活躍する本質的な内容に絞ってお話をされる旨をお伝えされました。

序盤は、AI時代に活躍できるコンサルタントとそうでないコンサルタントの違いをお伝え頂きました。コンサルティング業務を流れでは、クライアントと接する最初のインプットと最後のアウトプットの重要性は残る一方、中間の情報整理・分析はAIに置き換えられる旨を教えて頂きました。

中盤は、コンサルタントがマネタイズしやすいクライアントについて教えて頂きました。コンサルティングで成果が出やすいのは売上10億円から50億円の間の会社であり、その理由としては資金がありつつ業務が複雑化していないことがあるとのことでした。また、BtoB業態である製造業や商社業は、売上、原価、販管費全てに対してコンサルティングが効果的であること、リピート顧客がいることで改善効果がでやすいことをお伝え頂きました。

終盤は、最新のAIツールについてご紹介がありました。FOCALというツールで販売情報をアップロードするだけでコンサルタントとして必要な分析をAIが実施してくれるというものでした。また、関連する他社事例などもツール内で紹介してくれるため、コンサルティングの情報整理・分析を代替するものであると感じました。アンケートを回答した参加者には分析シートのサンプルが配布されました。AI時代には新しいツールを活用していくことの重要さを学びました。

以上

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