今回は、「月の桂」で有名な京都伏見の老舗造り酒屋、増田德兵衞商店の第14代蔵元、増田德兵衞社長を講師としてお招きし、創業340年の老舗が如何に時代と市場のニーズを先取りし、柔軟な思考と強靱な意志で革新と挑戦を続けてこられたのか、そのバックボーンとなる考え方を中心に講演頂きました。海外展開のお話や日本酒とワインの違い、現在世界各地で進む日本酒現地製造の状況などもお話頂きました。また、会場には特別ゲストとして準ミス日本酒の堀井雅世さんにもご登場頂きました。堀井さんは中国・復旦大学に3年間の留学経験があり、語学も活かして中国への日本酒啓蒙活動を行われていることも伺うことができました。
引き続き、多くの方に参加頂いた懇親会では、増田社長直々のご説明で月の桂の飲み比べを行うなど盛会にて終了致しました。
事後アンケートで、海外進出の具体的な苦労話やエピソードをもっと聞きたかったというお返事を多く頂き、その点に時間配分を多く割けなかったことは反省点です。これを次回の国際部セミナー(2019年3月)に活かしてゆきたいと思います。

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開催日  : 9月8日(土)14:00~16:30
場所   :機械振興会館
テーマ  :日本酒海外展開 今昔物語 ~京の老舗酒蔵の挑戦~
スピーカー:第十四代目 増田德兵衞氏 1955年京都市生まれ。1675年創業で、清酒「月の桂」で知られる増田德兵衞商店の14代目当主。日本酒造組合中央会理事・海外戦略委員長、伏見酒造組合理事長、京都国際観光大使などを歴任。